この映画との出会いはレンタルショップ。
何か面白い映画ないかなぁ‥。
ってウロウロしてたんだよね。
その頃の僕は毎週10本映画をレンタルして、ずっと家で引きこもる生活を送ってたw
だから、常に映画を探してる状態。
で、ドラマのオススメコーナーにいつも置いてあるコイツ、アメリカンヒストリーX。
表紙が印象的で、覚えてたんだけど‥スキンヘッドに卍の入れ墨。

っていつも避けてたんだよね。
でもその日はホントに借りるのがなくて、ついに手を出したの。
で、家に帰ってアメリカンヒストリーXを見終わって、
衝撃を受けている僕がいたwww
これはね、人種関係なく全人類が見るべき映画だと思う。
大人も子供も全員。
それくらい人にとって大事なことを描いている。
確かに、テーマは重いよw
焼き肉食って、その後にラーメン食ってパフェ食うくらい重いwww
でも、人間として生活している僕らは一度は見ておかなければいけない作品なのだ!!!
まさに人類の教科書。
そんな衝撃の映画アメリカンヒストリーXを語りつくそうと思う。
この記事はネタバレがあります!
目次
アメリカンヒストリーXのあらすじ
—兄さん、僕たちの物語は憎しみの歴史にピリオドを打てるだろうか。
白人至上主義のデレクは敵対する黒人グループの1人を殺害し、刑務所に収監された。
だが、数年後刑期を終えて出てきたデレクに今までのような怒りはなくなっていて、まるで別人のような人間になっていたのだ。
デレクを崇拝していた弟ダニーも驚きが隠せない。
一体何故?
刑務所でデレクに何があったのか?
キャスト
エドワード・ノートン
Thanks to @juicegeneration for supporting http://t.co/QzAFCjbSc6. Very Veggie is my go to juice. pic.twitter.com/FlGJ0Jvosx
— Edward Norton (@EdwardNorton) 2015年5月22日
主人公デレク役。
神。
彼はこの映画で僕の中の神になりました。
彼だからこそ、主人公の心変わりを演じられる。
これを見たら他の出演作も全部見ちゃおうとするハズ。
エドワード・ファーロング
主人公の弟ダニー役。
皆さんご存知、ターミネーター2でのジョン・コナー役!
ミステリアスな目が何とも言えない存在感を出している。
子役の時は良かったけど‥、大人になってからは薬物やアルコールとの戦いに悪戦苦闘してるみたい‥。
しかも最近は太っちゃって面影がない‥w
悲しす。
アメリカンヒストリーXの感想
エドワード・ノートンの化物みたいな演技
この映画はストーリーがよくできていて見入ってしまうっていうのもあるけど、エドワード・ノートンの演技が本当に凄すぎるんだよね。
まさに怪物!!!
人生で初めて、演技で鳥肌が立ちました。
そのシーンを紹介しよう!
デレクが対立する黒人を殺してしまう場面。
自分の家の目の前で処刑みたいに殺すんだよね‥。
それで、警察がやって来てデレクを取り押さえる。
その時の表情がヤバイのだ!!!
家の前だから、当然弟のダニーもその現場を見ているんだけど、
ダニーを見てデレクは笑うんだよね。
心配をかけまいと笑っているのか。
敵を殺した優越感からなのか。
それとも強がっているのか。
その全てが伝わってくるような表情で笑うんだよ。
ブツブツブツブツ~と鳥肌立っちゃうよねwww
僕はこの表情を見て、
どうだ!やってやったぞ。見たか?ダニー。
と顔で伝えてるんだけれども、心の奥底では本当にこれで良かったのだろうか?という感情を押し殺してるように受け止めた。
それくらい繊細な表情なのだw
喋らずに演技だけで、ここまで感情を出せるって本当に凄いと思う。
まさに怪物なんだよ!!!
名言が心を打ち抜く!!!
アメリカンヒストリーXで忘れちゃいけないのが、名言。
心を打ち抜かれちゃいます。
刑務所でカマを掘られたデレク。
そこにデレクの恩師のスウィーニー先生が現れる。
デレクはスウィーニー先生に、助けてくれ!ここから出れるように進言してくれとせがむんだよね。
そこで先生はデレクに問います。
怒りは君を幸せにしたか?
デレクはその言葉から、自分の今までの行動の愚かさに気付くんだよね。
黒人に怒りの全てをぶつけてきた。
なんでこんなに憎いのかも分からなくなるほどぶつけてきた。
だけども、それをすることで何が起きただろうか?
幸せになれただろうか?
いや、なれていない。
その成れの果てが、刑務所で苦しむ今の自分だったのだ。
こんなにも単純な言葉のハズなのに、今更気付くんだよね。
これはデレクだけじゃなく、僕たちみんなが覚えておくべき言葉だと思う。
怒ることでは誰も幸せにならない。
本当に無意味なことなんだと。
子供でも分かるような当たり前のことなんだけれど、その当たり前を忘れてしまっていることに気付かされるね。
人種を越えた友情
デレクが刑務所に収監されている時に、黒人と仕事のペアを組まされるんだけど、そいつがホント良いヤツ!!!(名前忘れたwww)
デレクが差別して無視し続けるのに、ずっと話しかけるんだよね。
こいつがいたからこそ、デレクは変わることができた。
デレクが白人と仲間割れして後ろ盾がなくなって、もう黒人の囚人に殺されるのを待つだけって時も、こいつが影でデレクを守ってくれてるんだよね。
最後、それを知った時にデレクは、
借りができたな‥。
って拳を合わせるんです。
あんなに憎んでいた黒人とですよ?
ここでも鳥肌ぶおおおおおおですよwホントw
人種を越えた友情が染みるんです。
もうブラザーをいじめんなよ!ブラザーを!
という別れのセリフが印象的。
刑務所出てからも、この友情が続いていればいいなと切に思います。
衝撃のエンディング
問題はエンディングですよエンディング。
心を改めたデレク。
デレクの話しを聞いて、怒りの先に何もないと分かったダニーも白人至上主義のメンバーから抜けることを選ぶ。
そして、幸せになるために頑張っていこうとした矢先‥
対立していた黒人グループの少年にダニーは撃たれてしまうんだよね。

ポロっと言葉が漏れてしまうくらいの衝撃だよね。
そしてデレクは血まみれになって死んでいるダニーを抱きかかえながら泣き崩れる。
こんな悲しいエンディングがあるだろうか?
せっかく、別の人生を歩み始めたときなのに。
デレクはこの先、どうなるのか映画では明かされていない。
でも、あえて映画の中で完結させずに見た人に結末を委ねているのが、この映画の凄いところだと思う。
ダニーを殺された怒りで、また憎しみの連鎖を重ねてしまうのか。
それとも自分達を犠牲にして、この連鎖を終わらせようとするのか。
デレクを自分と重ね合わせて、その後どう行動するのかを想像することで差別や憎むことの愚かさを改めて考えさせてくれるのだろう。
僕は、きっとデレクならこの連鎖を終わらせることが出来ると信じております。
憎しみを持つことがどれだけ無意味なのかを世に広める活動なんかしてるのが理想かなw
まとめ
めちゃくちゃ重い映画だから、好き嫌いはあると思う。
でも、絶対に何か感じたり思うことはあるハズ!
もし、このサイトからアメリカンヒストリーXを知って見てみたって人がいたら、是非感想を聞かせてください。
でも、何も感じなかったって感想が来たら説教するんでヨロシクw